Harper's Bizarre! Editorial feat. Mike the Ruler

ファッション業界は、長らく不動の権威によって安定してきた。アメリカ版「VOGUE」誌の編集長として君臨している「Anna Wintour」は、2014年4月号の表紙を飾った「Kanye

ファッション
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ファッション業界は、長らく不動の権威によって安定してきた。アメリカ版「VOGUE」誌の編集長として君臨している「Anna Wintour」は、2014年4月号の表紙を飾った「Kanye West」と「Kim Kardashian」とのコラボレーションについて、その真相を述べたが、それは私たちのユースカルチャーにおけるある意味での“センスのよさ”、そして、ひょっとしたらそのセンスが欠落しているようなものだった。彼女の言葉にどう思おうと、Annaは、暗にファッション業界の保守派とも言える擁護者の“うぬぼれ”を高めているように感じられる。「ファッションはアカデミックやマガジン、ソーシャライツによって守られなければならない。ファッションは限られた人間のものである」と。

興味深いことに、私たちが愛してやまないストリートウエア業界は、そのルーツがヒップホップにある。大きな共通点のあるその音楽と同様に、ストリートウエアが世界のパラダイムを変えていった。その業界はびっくりさせる勢いでさまざまに細分化していき、キレイな文体で飾られたファッションページ、たくましいモデルやつくり込まれた撮影といったものに対して、クリエイティブでオルタナティブなものとして信じられ、小規模なビジネスからサポートされるようになった。今ではストリートウエアがもたらしたランウェイへの影響は否定しがたい。このようなルネッサンスを迎えているストリートウエアには今やしっかりと守る者たちがいて、クリエイティブなユースのニュージェネレーションが盛んに、もし未熟でなければ、新しいお気に入りを新しい美学へとコラージュしていく光景をすべて目撃しているのだ。

今回私たちの擁護者を讃えようと新しいエディトリアルページに迎えたのは、「Mike the Ruler (Michael Hope)」。ニューヨークで生まれ育ったMikeは早くも14歳でファッション業界人。『DAZED』や 『New York Magazine』」で彼のテイストが紹介されている。今回そのMikeに、HYPEBEAST Storeから〈A.P.C.〉、〈Acronym〉、〈Etudes〉、〈Perks and Mini (P.A.M.)〉 、〈AMBUSH〉など、彼のお気に入りのブランドを今回自由にセレクトとスタイリングをしてもらった。

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