The HYPEBEAST Guide to Cocktails: 夜のはじまりに
長い一日の終わりに、あるいはこれから始まる夜の景気付けに、夕方の一杯はその夜のいいキックスタートとなってほしいもの。ただカクテルバーのメニューは意匠を凝らしたミックスが並び、何を選んでいいか客をまごつ
長い一日の終わりに、あるいはこれから始まる夜の景気付けに、夕方の一杯はその夜のいいキックスタートとなってほしいもの。ただカクテルバーのメニューは意匠を凝らしたミックスが並び、何を選んでいいか客をまごつかせることも多いのでは。意中の異性とのデート中スマートに好みにあった、満足できるような一杯をオーダーできるようにまとめてみたのがこのガイドだ。「Stockton(ストックトン)」、「The Dead Rabbit(デッド・ラビット)」、「Pitt Cue Co.(ピット・キュー・コー)」、「Mott 32(モット 32)」そして「Forge & Co.(フォージ&コー)」という世界各地のバーより5人のバーテンダー、カクテルスペシャリストに取材し、一日の終わりに近くのバーで楽しめる定番からスペシャルなレシピまで紹介してもらった。The HYPEBEAST Cocktail Guideシリーズをどうぞ。
Ribston Apple(リブストン・アップル)
Bartender: Suraj Gurung
Bar: Stockton(香港)
スパイス風味ラム 45ml
アップルサイダー 60ml
アマレット 20ml
ハチミツ 5ml
ドライアップルのスライスを添えて、シナモンを一振り。ロックグラスの淵にもシナモンをあしらって。
“リブストン・アップルを飲むとアルコールが加えられたアップルパイを食べているよう。一日の終わりに堂々と一杯やってもらえたら。夜の始まりにパーフェクトなカクテルとして。ラム、アップルサイダー、アマレットがハチミツと相まって、異なる甘みをまとっているので、女性にも男性にも合うのでは。座席を立つまで、アルコールを口にしているとは感じない、そんな一杯!”
Daiquiri(ダイキリ)
Bartender: Pie Maquina Panah
Bar: Forge & Co. (ロンドン)
ラム 50ml
ライムジュース 25ml
砂糖 バースプーン2杯
カクテルグラスにライムのスライスを半分添えて。
“ダイキリはアイスなしに出されるさわやかでフレッシュな定番のカクテル。ひとの好みに大きく影響せずにいい気分にさせてくれる。”
Joe’s Elixir(ジョーズ・エリクシール)
Bartender: Lok Gurung
Bar:Mott 32(香港)
タンカレージン 45ml
シャルトリューズ 15ml
朝鮮人参シロップ 15ml
ライムジュース 15ml
ブラックベリー 4粒
パッションフルーツ 1/2
メタルタンブラーにシソの葉とブラックベリーを添えて。
“ジョーズ・エリクシールはさわやかだけど強い。暑かった日の宵の口にリフレッシュさせてくれるオプションとして。 ブラックベリーとジンはいい感じの刺激の後で甘い後味を伴う。朝鮮人参シロップはとても効くんだ。120以上のスパイスからつくられるシャルトリューズはその一杯にまぎれもないフレーバーを加えてくれるもの。ブラックベリーとパッションフルーツはスピリッツととても合うし、今夜は飲もうというときのスタートとしてもいいし、Mott 32の我々の中華料理にもぴったりです。チャーミングなメタルタンブラーは冷たさをキープしてくれるよ。”
Negroni(ネグローニ)
Bartender: Bobby Hiddleston
Bar:The Dead Rabbit(ニューヨーク)
スイート・ベルモット 45ml
カンパリ 45ml
ジン 45ml
ロックグラスにオレンジのスライスかツイストを添えて。
“夕方ビートが始まるにはキックが少し利いたリフレッシュ以外にないんじゃないかな。シンプルにカンパリ、ジン、スイート・ベルモットの3つの材料を同量でつくるんだ。ネグローニはコクのあるフレーバーからつくられる。ミラノの食前酒の定番で、ビターな食前酒が味覚をオープンにして、液体を流してくれる。ハーブを煎じたものからつくられたカンパリ、ベルモットのスイートスパイスとぴったり合ったフルーティーさ、そしてジンのドライさ。 オレンジのスライスを添えて。ネグローニは食事前にパーフェクトな一杯。おなかが空いていたら、ネグローニはその先に待っている食事を大いに引き立ててくれるよ。”
Side Truck(サイドトラック)
Bartender: Daniel Habron
Bar: Pitt Cue Co.(ロンドン)
バーボン 45ml
コアントローあるいはグランマニエ 15ml
レモンジュース 10ml
ロックグラスでチェリーを添えて。
“宵の口に、僕ならあまりヘビーすぎない、フレッシュな、柑橘系のものをチョイスするよ。サイドトラックはそういう意味で理想的なんだ。コニャックをベースにしたサイドカーという定番のカクテルの材料からつくる。コニャックをバーボンに変えて、コアントローとレモンの生搾りを加えて。 ”