Monocle が探訪するホテルオークラ東京の美

東京を代表する品格あるホテル、『ホテルオークラ』の建て替えを巡る噂を耳にしていたが、このほど公式に発表され東京都民と、モダンな日本建築を愛する人々の感情は穏やかではなくなった。このような素晴らしい歴史的建築物が取り壊しの危機に直面するような事態は、東京の風景に影響を及ぼすことは言うまでもない。日本人、外国人、誰しもが見とれてしまうこのホテルに思いを馳せ、その巧みなデザインを誇る館内を『Monocle（モノクル）』が探訪した。
 
虎ノ門にある封建的な遺産は、本館へ入ると日本の伝統的な色、形、工芸を施した内装から1960年代の東京の雰囲気の中で飲食を楽しむことができる。ロビーで着物姿の女性スタッフに迎えられるホテルオークラには、茶室から碁サロン、完璧なエレガントさのあるダイニング、昔ながらのハイボールをサーブし続けているバーがある。 2020年開催予定の東京オリンピックに向けて改築は避けられないようだが、この文化遺産を守るためのオンライン署名はこちらで受け付けている。