Interviews: WINTERCHECK FACTORY のクリエーションを知る
ニューヨーク・ブルックリン発、美しくユニークで機能性に富んだダイナミックなアメリカ製をモットーに、インテリア雑貨からアクセサリー、アパレルまで幅広くリーズナブルに楽しめるアイテムを展開する〈WINTE
ニューヨーク・ブルックリン発、美しくユニークで機能性に富んだダイナミックなアメリカ製をモットーに、インテリア雑貨からアクセサリー、アパレルまで幅広くリーズナブルに楽しめるアイテムを展開する〈WINTERCHECK FACTORY〉。同ブランドのデザイナー、「Kristen Wentrcek」と「Andrew Zebulon Williams」が初来日し、その独特なブランドの世界観や日本の印象などを語ってくれた。
Photos: Shun Okada
–プロフィール、経歴を簡単に教えてください。
Kristen Wentrcek(以下Kristen):私は、大学でマーケティングを勉強していてその後、不動産のディベロッパーを4年間くらいしていました。実はその仕事というのが今のやっていることにつながっています。
Andrew Zebulon Williams(以下Andrew):僕はファインアートを勉強して、その後にドローイングをしていたんですが、2012年にKristenと出会って〈WINTERCHECK FACTORY〉に参加しました。
–どうしてブランドをスタートしたのですか?
Kristen:不動産のディベロッパーとして働いている際に、たくさんのデザインされた場所やものを見たりしました。そういう経験がきっかけで、とても小さいオフィスをブルックリンにかまえて2009年に会社を始めて家具を作っていたのですが、かなりスローでした。その後、スカーフ、財布などの雑貨を作り始めました。そしてまた家具をAndrewと一緒に作り始めました。
–家具を作るときにどういう素材を使うのでしょうか?
Andrew:基本的にヴィンテージの家具を集めてきて、それを作り直して自分たちのデザインの家具にする。つまり、“リサイクルプロジェクト”のような感覚でやっています。木やメタル、スチールなどを使いますね。
Kristen:ヴィンテージの家具を見て「ちょっと脚の部分がイマイチ?」と思ったら、それを直して新しいものを作るのです。ものによって違いますが、早いものだと例えば木のテーブルは2日間で完成しますね。でも、本当にその使う素材によって変わりますね。あと、アメリカの素材というものにこだわっています。その方が私たちにとっても扱いやすいし、ハイクオリティなものが多いですから。
–ブルックリンを拠点にしていますが、生活はどうですか?
Kristen:ブルックリンはとてもいい所ですよ。私たちはベッドスタイというところに住んでいますが、近所には昔からいる人たちもたくさんいますし、新しいスポットも多い。ただ今はみんな、ブロンクス区へ動いていますね。あと、クイーンズ区にも。
Andrew:ブルックリンはやっぱりクールな場所ですよ。安くて洒落てるバーやレストランもたくさんあるし、気軽に行きやすい。
–今回、大阪と東京に滞在しているとのことですが、日本の印象について教えてください。
Kristen:東京はとにかく素晴らしい場所。印象に残っているところが多いです。デザインに関しても本当に洗練されていますよね。
Andrew:とにかく全てがクール。特に代官山が好きで、また時間があれば行きたいと思っています。モダンだけど、ちょうどよくクラシックなものと融合しているように感じました。大阪は東京に比べてもう少し、のんびりしていましたね。
–インスピレーション源になるものはありましたか?
Kristen:ガラスのタイル(地下鉄のトイレにあるような)がよかったですね。
Andrew:レストランにある“ナプキン立て”。ベーシックなんだけど、なにか使えそうだと思いました。
–これからのプロジェクトなどに関して教えてください。
Kristen:展示会などは考えていますが、大きなプロジェクトは未定。とりあえずは家具や小物などを新しく作ります。何かコラボレーションなども機会があればやりたいと考えています。
現在、二子玉川ライズガレリアイベント広場では、12月5日(金)~7日(日)までポップアップストアをオープンしているので、彼らの独創的なクリエーションを直接手にとってみては?
WINTER CHECK FACTORY POP UP SHOP
開催期間:2014年 12月5日(金)~7日(日)
開催場所:東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズガレリアイベント広場
Tel:03-3709-9109
営業時間:11:00~18:00
[問]リーンスプリング
http://lignespring.com