Nike が狙う Flyknit テクノロジーの新たな未来

〈Nike〉が目論むフットウエア業界における更なる革命とは

フットウエア
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2012年の発表以降、〈Nike〉の開発したアッパー構造テクノロジー“Flyknit”は間違いなくフットウエア業界に新たな変革の波をもたらした。また、『Forbes』によると、今年2016年にFlyknitが〈Nike〉にもたらす収益は、およそ10億USドル(約1000億円)にも上るという計算がなされており、そのスケールの大きさからも、Flyknitは〈Nike〉の更なる成長を支えてきたブランドの大切な土台の1つだと言うことが出来るだろう。

そして今回、〈Nike〉がどうやらFlyknitテクノロジーを利用した新たな仕掛けで、フットウエア業界に更なる変革の波を起こそうとしているような動きを見せたことが分かった。『Investor’s Business Daily』によると、〈Nike〉は9月22日(現地時間)、米国特許商標庁に“Portable Steaming System for Articles of Footwear”と名付けた新たなシステムの特許出願書類を提出。無理矢理日本語にすると“ポータブル型フットウエア用蒸気利用システム”といったところだろうか。もちろんまだ詳細なことは判明していないものの、これは蒸気の熱を利用してシューズに使用されているニット素材を収縮させることにより、個々人の足の形によりフィットするアッパーを形成するシステムだと考えられている。つまり、このシステムを利用すれば市販のFlyknitシューズが自分の足によりフィットするだけでなく、左右の足の微妙な形の違いにまで合わせてフィットする究極のパーソナルシューズが出来上がることになるだろう。

いまやランニングシューズとしてだけでなく、フットボールバスケットボールスケートボードシーンなど、様々なシーンの足元に欠かせない存在と化した〈Nike〉のFlyknitテクノロジー。今後〈Nike〉がどのような形で我々を驚かせてくれるのか楽しみにしながら、その動向を見守っていこう。

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