KENZO より現代社会をユーモラスかつ皮肉を込めて描いたショートフィルム調のキャンペーンビデオ “The Realest Real ”が登場
手がけたのは音楽家・脚本家・女優としての顔を持つ「Carrie Brownstein(キャリー・ブラウンスタイン)」
〈KENZO〉より、2016-17年秋冬シーズンのキャンペーンムービーとして、音楽家や脚本家、女優としての顔を持つ「Carrie Brownstein(キャリー・ブラウンスタイン)」が製作の指揮を執ったショートフィルム長のキャンペーンビデオ“The Realest Real”が公開された。なお、〈KENZO〉は以前も「Spike Jonze(スパイク・ジョーンズ)」をディレクターに迎えて製作したショートフィルム調のキャンペーンビデオを発表している。
今回公開された“The Realest Real”のストーリーは「Laura Harrier(ローラ・ハリアー)」演じる「Abby」がソーシャルメディア上に何気なくポストした、“女優の「Natasha Lyonne(ナターシャ・リオン)」が母親だったら”という望みが謎の組織「Institute of the Real and Realy Real」によって突如叶えられるというもの。このように書くと耳あたりの良い夢物語のように思えるかもしれないが、ストーリーはそうスムーズには進まない。
ビデオを見てもらえば分かると思うが、このストーリーは明らかに現代のインターネット、特にSNSが我々の生活に与える影響をテーマとしたもの。例えその相手が著名なセレブリティであっても、人と人との距離が過剰なまでに近づき、アクセシブルになっている現代という時代をアイロニカルかつユーモラスに描いている。もちろん、作中の登場人物が着用している〈KENZO〉のクールでキュートなアパレルアイテムも見どころのひとつだ。
残念ながら音声は英語のみであり、字幕も日本語には対応していないが、まずは上のそのキャンペーンビデオを是非チェックしてみて欲しい。英語にあまり自信の無い方は右下の設定より英語の字幕を表示させて鑑賞するのがおすすめだ。