Gosha Rubchinskiy の新作写真集『THE DAY OF MY DEATH』
ロシア以外で撮り下ろし、モノクロで統一した作品








「Gosha Rubchinskiy(ゴーシャ・ラブチンスキー)」の新作写真集『THE DAY OF MY DEATH』が、即完売した『Crimea / Kids』(2014)、『Youth Hotel』(2015)に続き、「IDEA」 から出版される。
フォトグラファーとしてだけでなく、 メンズウエアのデザイナーとしても活躍する Gosha は、先日開催された第90回「Pitti Immagine Uomo」のゲストデザイナーにも招待され、コレクションを披露。それに端を発するプロジェクトでもあり、これまでの作品の中で最も野心的ともいえるものだという。「特別な何かがしたかったんです。コレクション、ショートフィルム、そして本。これらは私のメッセージを届けるための主な三つの手法で す。同名の本と映像作品は、ともに映画監督『Pier Paolo Pasolini(ピエル・パ オロ・パゾリーニ)』からインスパイアされたものであり、同時に彼に捧げる作品でもあります。 彼が唱えていた思想や詩の中には、現代にも受 け入れられるものがあると思いますし、今、注目するべきアーティストだと思ったのです」と、Gosha は今回の写真集に関してコメントしている。
女優の「Renata Litvinova」がメンズのテイラードジャケットを纏い、煙草を吸っている本作の表紙写真からも、Gosha の新たな出発への決意表明を見てとることができる。本作は彼がロシア以外で撮り下ろした初の写真集であるだけでなく、全てモノクロ写真で統一した初の写真集でもあり、 さらにネオクラシカルなスタイリングが大胆かつ詩的に仕上げられた初の写真集でもあるようだ。スタイリングを手掛けたのは、登場人物の一人でもある「Lotta Volkova」。そのほかにも「Ivan Pogornyi」、「Titouan & Louison Savignoni」兄弟らがクラシカルなルックを披露。また、写真はすべてフィルムカメラで撮影され、イギリスにて手作業で製本さらている。
発売は2016年6月27日(月)よりスタート。1000部限定発売で、パリの『Trading Museum Comme des Garçons』、ロンドン、ニューヨーク、 銀座、Eショップの『Dover Street Market』、『IDEA』の公式オンラインサイトにて展開される。