注目ブランド meanswhile 2016 Fall/Winter ルックブック
機能を構築するというデザインの本質が真摯に具現化されたコレクション
〈meanswhile（ミーンズワイル）〉の2016年秋冬コレクションのルックが到着。デザイナー「藤崎尚大」のデザインフィロソフィーのもと、「ファッションの持つ表面的で無稽な部分に、道具としての機能を持たせたプロダクトを展開する」〈meanswhile〉は、秋冬シーズンもデザインと機能がイコールとなる秀逸なコレクションを発表した。
注目アイテムは寝袋メーカーとして名高い〈NANGA WHITE LABEL〉とのコラボレーションで制作されたダウンジャケットとベスト、そして強度に優れシワにならない織りで仕上げられたウール素材のリップストップ生地を使ったトラベル用コート、ジャケット、パンツなど。〈NANGA WHITE LABEL〉とのコラボアイテムは、ポーランド産の860FPホワイトグースダウンをベストに50g、ジャケットに150g使用し、表地には多孔質ポリウレタン防水コーティングを施した防水透湿素材オーロラテックスライトを使うなど、高機能素材を採用しているほか、ベンチレーション、サイズアジャスト機能、パーツの着脱機能やファスナーの仕様などにも気を配ったアイテム。寝袋メーカーとしてスタートした〈NANGA〉に因み、ダウンジャケットは着たまま居眠りができる“Snoozing bag（居眠り用寝袋）“ジャケットとしてデザインしたという遊び心も。シレー加工と撥水加工を施したツイル地を表地に、ウレタンコーディングを施したリップストップナイロンを裏地に使用したリバーシブルMA-1にも注目だ。さらに、シワになりにくく速乾性と強度のあるマイクロヘリンボンの生地、希少なアルガンオイルで加工したコットン、形状記憶糸メモリーヤーン、収縮加工で約1/2ほどまで目を詰まらせシワを軽減した生地などそれぞれのアイテムにパイパフォーマンスな生地を仕様している。お馴染みの前立てフラップをカットしたデザインや、パッカブル設計、アイテム同士の機能的な相性の良さ、計算されたポケットの位置や大きさまで、1点1点に〈meanswhile〉らしい視点と気遣いが伺えるデザインだ。上のフォトロールにて最新ルックをチェックしよう。
